イラク

三人解放
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040416k0000m030087000c.html

ただし、新たに2邦人が誘拐されたという未確認情報もあるようです。私は前々から日本のマスコミ各社にジャーナリズムはないと言ってきましたが、それがこういった形で証明されているのは悲しい限りです。(日本の大手マスコミが現地特派員を政府の要請を受けて送らないという現状が露呈されたというふうに捉えています。)

日本テレビの「ザ!情報ツウ」においてフリージャーナリストの方が司会の峰竜太氏の「自己責任」という言葉に対して。ロバート・キャパ氏の例をあげて反論していました。日本においてで言えば一ノ瀬泰造氏が挙げられるであろう。

政府組織以外の海外でのNGO活動や報道が、政府の意図によって一方的に制限されるのであれば「NGO」の「非政府組織」という既定自体を無意味のものとするだけでなく。報道の自主独立性・政府の監視・批判組織としての意味合いは消滅します。

独裁体制や全体主義権威主義体制の国家を希求されているのならばともかく、何故ここまで国家を強権的な体制にすることに無批判なのか非常に疑問である。

読売新聞の社説
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040415ig90.htm
における
「事件の再発防止には、外務省の「退避勧告」に従い、無謀な行動をとらないことが基本だ。

 政府の「退避勧告」という制止を振り切って、危険を覚悟で出かける以上、万が一の時には政府が助けてくれる、と安易に考えるべきではない。政府が「自己責任の原則」の自覚を求めているのは当然のことである。」
との意見は論外であると言わざるをえまい。