はてなプロ野球’04

相変わらず、合併問題で
6月14日の私の記事
http://d.hatena.ne.jp/kogarasumaru/20040614#p1
トラックバック*1がついてしまいw。読み返したら・・・。言葉遣いは悪い、文の流れもバラバラ。ポジティブな未来構想を打ち出せていない。等などの様々な問題点が見えてきました。
怒りに任せて書いてしまっている点をかなり反省させられました。多分、直るものでもないんでしょうが・・・。

で、ちょっと思うところを。アメリカのスポーツ興隆の一つのきっかけは「テレビ放映権」の問題が大きいと思います。アメリカのケーブルテレビの発達などによる点があげられるとは思いますが。この権利の売却という権利が球団に莫大な資金をもたらし、選手の給料の高騰化の契機ななったのではないかと思います。大都市をバックにした球団と、地方球団との格差*2を生み出したといえるでしょう。だから、大リーグは下部リーグの組織化と、贅沢税的資金分配によるチーム実力(選手の格差埋め)に尽力してきたといってよいでしょう。(それが、必ずしも全面的に成功したとは言えませんし。市場の狭まり故に、日本進出・世界大会構想が出てきたともいえるでしょう。)しかし、上記の要因があって拡大した大リーグの市場(選手市場も観客市場も)に対して、日本の野球は球団保持企業にマスコミそれ自身が多い・多様なケーブルテレビ会社に対して権利を売って儲けるということがしにくい(日本は狭い上に、地域によっては金を払わなくても自分の応援する球団の野球が見れる)・野球市場のパイが大リーグに削られている、という現状があります。
であるならば、どういった打開策が考えうるか?
地域密着と複合経営体と不均衡是正策の導入と言うことになります。

  • 地域密着で良く例に挙げられるのが、今回話題になっている「福岡ダイエーホークス」であったり「千葉ロッテマリーンズ」であることは皮肉と言えなくもありません。ダイエー福岡進出時の経緯様々な問題が起こりましたが。*3セ・リーグであれば、「阪神タイガース」や「広島カープ*4がしばしばあげられると思います。中日も挙げられるかもしれませんし、日本ハムは今それを目指しているのだと思います。この方向性は進められるべきですし、そういうしっかりしたアイデンティティーの確立は球団間の対戦に物語を作り出す要素になると思います。*5
  • 複合経営体というのは、私の造語ですが。サッカーで行なわれているような、複数企業によるスポンサー体制は非常に私は難しいと思います。球団ユニフォームが鬱陶しくなるという見た目だけの問題ではなく、チームの特定のカラーが薄まってしまうという面が出てくると思われるからです。(様々な要素があるので、ここで挙げることは避けます。)ですから、市民球団というシステムと従来の企業オーナーシステムとの併用ということになります。
  • 最後の不均衡是正策は、大リーグの紹介で挙げた「贅沢税」の導入などの方策があげられると思います。

以上の打開策と、オーナー会議の閉鎖性や。機構のきな臭さを打破できれば新規参入(手放された球団の購入)も起こり易くなるのではないかと思います。
だらだら、長くなってしまいましたが・・・。

*1:id:hihi01さんhttp://d.hatena.ne.jp/hihi01/20040617#p1

*2:人口比がそのまま収入比になるといえる?

*3:これは、書き出すとまた長くなるので、またいつかの機会に

*4:現在唯一の市民球団ですし。

*5:巨人阪神戦で今まで言われてきた、東京対大阪(関西)というような要素を全球団が持つようになるということで。