豚肉

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050909/fls_____detail__021.shtml

伊藤ハム、起訴事実認める
豚肉脱税事件初公判
 輸入豚肉の差額関税約9億4000万円を免れたとして、関税法違反(脱税)の罪に問われた食肉輸入会社「成幸」(兵庫県西宮市)と、事情を知りながら豚肉を購入したとして、同法違反(脱税品譲り受け)の罪に問われた大手食肉加工会社「伊藤ハム」(西宮市)の初公判が9日、東京地裁(飯田喜信裁判長)で開かれ、両社は起訴事実を認めた。
 同じく同法違反罪で起訴された成幸の社長仲田正夫被告(64)と元顧問鳥原昭三被告(73)も大筋で認めたが、鳥原被告の弁護人は「関税法のこの規制は、輸入業者の営業の自由や消費者が安く購入する利益を損なっている」と意見を述べた。
 検察側は冒頭陳述で、輸入豚肉を伊藤ハムがダミーの上場企業から購入したように仮装したと指摘。「同社は仕入れ部門に違法行為をさせないための措置を全く取っていなかった」と述べた。