すみません、すみません

http://d.hatena.ne.jp/hyohyotei/20060306

それにしても、色々な蹴りがあるよなぁ……特に、自分が強く関心を持っているのはローキック。高校生の時、ひたすら泣かされた覚えがあるのです……少林寺拳法にはローキックがありません。受け方なんて知りません。痛みも知りません。そんな私に、30キロ重い体重でローキックをばすばす当ててくれた小烏丸氏に感謝。彼は私に深く深くローキックの恐ろしさと有用性を教えてくれました。

すみません。
hyouhyouteiさんをローキックの練習台にしておりました。
実践でローキックの練習をすると、全然スピードや感覚、狙いの正確さを身につけるスピードが違うということを、その高校時代に理解したとです。
今の私の蹴りであれば多分やすやすと避けられてしまうかとも思います。
で、ローに対する対応ですが・・・所謂「カット」という蹴られる側の膝を上げて、相手のローキックの勢いを殺すようにするという方法があります。
が、私に言わせるとあれはいつか来る破綻を遅らせている程度のものでしかありません*1。確かに蹴られる部分によっては有効性を発揮しますが、蹴る側が角度・蹴り方を変えればそれまでといえます。膝を外に向けて受ける方法もある意味では同様です。
では、全く受け手がないのでしょうか?そうともいえません。ここで出てくるのが、よく私が手でやっていた出てきた部分を打つという戦略です。ただし、基本的には「足対手」であれば足が勝ちます。ですから相手の足にぶつけるべきは基本的に自分の足ということになります。ただ、これにも一つ問題があります。「手対手」で相手の手が出てきたところを打って相手の方がダメージを大きくする為には「面には線を、線には点を」という条件と「出来るだけ伸びきったところを」という細かいコントロールが要求されます。そうでなければ、相手の方が先に動いている以上、スピードで負ける受け側は不利です。
しかし、足でこれをやるのが難しいというのは多分説明せずとも分かっていただけると思います。相手の足が動いた後に自分の足を動き出させて先に当てたり。相手の蹴り方に合わせて、こちらの蹴り方を変えたり・・・。
ということで、最後に比較的簡単な受け方です。それは、比較的早い段階から相手がローキックを蹴ってきたら、自分も同じ回数あるいはそれ以上の回数ローキックを蹴るというもの。相手もローキック中は一本足立ちですし、蹴りの途中で相手の蹴りを見たらある程度自分の蹴りの勢いを無意識に弱らせます。コントロールと勢いの無いローキックはある程度鍛えていれば当てさせる場所を分散させることでかなりの回数耐えられるようになります。ただし、この受けにも限界はあります。相手のキックの能力が高い場合は、相手のコントロールが狂わない場合があるということです。あと、ムエタイ系の蹴りでは勢いが落ちない場合も・・・スピードも速いし・・・。
とりあえず私の考えるローキック対策はこういう感じです。

最後に一番良いのは、自分が相手以上のローキック使いになるということでしょうか。
そのためには色々なローキックをとりあえず使えることが必要だと思います。それを考えると、空手式の膝上げ式を練習しておけばその他も使い易いかなという気はしています。

*1:時々蹴った側の足がダメージを受けている場合も見受けますが。