なかなか面白かった

今日の「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。|日本テレビ
今日の公約は「選挙の後に連立政権を組むこと禁止!政治家が政党を変えるのも禁止!」
個人的には「選挙後の連立」と「選挙後の議員の政党移動」は全く別で扱うべき。
二大政党制で「選挙後の連立」*1を認めないのはもっともであるが、少数政党が居る段階において「選挙後の連立」を認めないとなると「有効政党」としての振る舞いを狭めるということになりかねない。中小政党においては「連立可能性」というのが選挙時においても選挙後においても重要な武器になるし、「連立可能性」がない中小政党は「有効政党」でない政党。つまり、存在の意味のない政党と位置付けられさえもしているのだ*2
番組中面白かったのは、亀井久興氏が「今選挙後の自民との連立はない」と明言したこと、昔の自民党の状況を「党内に党がある」と一般的な党内多元論で擁護したこと、「一つの政党では対応できない」とある意味二大政党論を批判したことの3点である。二点目と三点目が場合によってはかなり噛み合い、今の二大政党制は駄目だけれども、昔の自民党一党支配はOKとなるところが非常に危うい議論。
「選挙後の議員の政党移動」禁止に関しては私はもろ手を挙げて賛成。このネタでやるのならばそれこそ現防衛大臣でも呼んで言い訳してもらえば面白かったかもしれませんね。二大政党制反対論者としてはあまりこの「二大政党制」という用語を使いたくないので、あえて現状の自民と民主を「二軸政党」とした場合、かなりの両党議員内でシャッフル可能な現在の政治状況はやはり異常としか言えない。
ウェストミンスターマンセーはいい加減にしてください。

*1:いわゆる挙国一致内閣

*2:ただし、これも背景状況に左右されると思うが