麦の穂をゆらす風

ゼミ終了後、研究室でプロジェクターのミニシアター環境下で「麦の穂をゆらす風」を先輩方と観賞。
英国兵による家捜しのシーンと自由国兵士による家捜しのシーンがデジャビュ。兵舎襲撃のシーンもデジャビュ・・・。この繰り返しは非常に悲しい。
リアリストとしての兄、距離があるしかしもう抜け出せない人間としての主人公、鉄道員(労働者)・貧困のうちにイギリスで逮捕され読み書きを学んだダン。私はその中であえて、独立の理想と社会正義を説くダンを支持してしまう。イギリス人としてこの映画を撮ったケン・ローチは流石だと思う。イギリス国内外でかなりの議論を巻き起こしたようであるが、その詳細は今度見てみたいと思う。