一人当たり?

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071110k0000m010116000c.html

答弁書財務省によると、議員歳費や秘書給与、議会事務局職員の人件費などを含め衆院の経費が約654億円、参院が約420億円。これに参院選関係費約580億円▽政党助成費約321億円▽議員の活動を補佐する国立国会図書館約229億円−−などを加えた予算総額は2243億8723万円となった。

これだけ見たならば、一人あたりでの算出は歳費と政党助成金の総額を議員の頭数で割るべきで、各議会の経費、選挙関連費用、国会図書館運営費を含めるのは見当違いもはなはだしいのではないか。

「民主主義にはある程度のコストがかかる。日本は欧州に比べて人口当たりの議員数が少ない。費用が高いから議員を減らせというのは本質論から外れている」と一定の理解を示したうえで、「問題なのは、日本の国会は開会日数が少なく閉鎖的で空転も多い。議員には、議会のチェック機能を強化し、国民の納得を得る努力をしてほしい」

と岩井奉信氏が述べている。前半部はまったくもってその通りだと思う。しかし、個人的には後半部の「空転」についても区分わけをして欲しいと思う。与野党対立での「空転」と政党内対立やそれ以外での「空転」は違うはずである。一般の用語として両者を同じ「空転」を使うのがそもそも間違いだと思いますが。