面白い記事

赤旗」に非常に面白い記事が掲載されていた。
内容は、民主党が提出を予定している「農協法」の改正案について
赤旗でのこの法案への言及は実質的に、共産党のこの法案への態度と言ってもよいだろう。
掲載されたのは今日の「日本共産党 知りたい聞きたい」
主に議論の中心点は、農協や漁協などの政治的中立性義務付けについて。
記事では概ねこの問題意識に同意する旨の論旨が貫かれている。
これは、農協や漁協がこれまで自民党をあからさまに支援してきたという歴史的背景を考えれば非常にうなずけるものではある。


個人的には、法律による「政治的中立性」の義務付けはあまり良いものではないと考えている。
これまであまりにもひどかったのは認めるとしても、近年農協はその組織としての行き詰まりから、政治における協力者を探し続けている。「協同組合」であるという本義をかんがみれば、組織として政治と関わり続けなければならないのはやむを得ない。
その際、選挙などに際して、政党との交渉資源として選挙運動に制限を受けるのは好ましいとはいえない。「政治的中立性」の義務付けといえばマスコミ主にテレビ(と放送法)を思い浮かべるが、あの実質的な有名無実ぶりを考えるならば百害あって一理なしとなりかねないのではないか。


これを拒むには農協内部の改革も必要となる、是々非々で場合によっては自民党から共産党まで幅広く協議する。特定政党に過剰に資源を提供しない。そうしたことを自己の意思決定として行えるようになれば…。