ターミネーター4

原題は“TERMINATOR SALVATION”


あ…ありのまま 昨日 起こった事を話すぜ!
グラントリノを見に新宿に行ったら、いつのまにかターミネーター4を見ていた


新宿までわざわざ夜行ったのにグラントリノは既に満席
そのまま帰るのも余りにも癪なので近くの席が空いていたターミネーター4の先行上映に入る。


 アメリカにおいて「サラ・コナー クロニクルズ」がヒットしたこと*1が製作の背景として大きいであろう今作。ターミネーター4とするよりは、原題のsalvation(救い・救済・救出)を生かしたほうがよかったのではないかと思われる。時系列の違いも生じているようであるし…。


 当初の想定以上に面白い。毎作おなじみのシュワルツネッガーは、知事職が多忙なため出演せず、登場シーンは過去の作品からのCG出演とのこと。
 しかし、前作までのつながりというものは正直余り気にならない。登場人物については前作までを知っておくとより早く理解できるという程度。


 ストーリーラインもこれまでの作品(といっても1はモンスターホラー、2・3はSFと、これまでの作品の中でも違うが)とは趣が違う。近未来ダークSFといった感じに。3の続きというよりは、評価の高かった2の正統後継を目指して作られた感がある。


敵役のターミネーター各種T−600や、バイク型のモトターミネーター、戦闘機型のハンターキラー、巨大ロボットのハーヴェスターなど様々なスカイネットの戦力を構成する機械が登場し観客を飽きさせない。


前三作とは毛色の違った本作であるが、シリーズものとしてこれまでのマンネリから脱却したのは大きい。この手のシリーズものの脱皮というのはアメコミヒーローもの(バットマンなど)以外では久しぶりなのではないだろうか。未消化の設定も多く、この後に製作が予定されている(あるいはもう始まっている?)との話を聞く、ターミネーター5、6のストーリーも気になる。


冒頭にも書いたが、予想以上に面白かった。

*1:ただし第二シーズンは視聴率低迷のため打ち切りらしい