小泉首相、訪朝

来週土曜日訪朝との報道がマスコミを駆け巡りました。
この情報が、意図的にこの時期に出されたという見方はあながち間違いではないだろうと思う。国民年金保険料の不払い発覚と自民党のみの自らによる未発表。(他党は多分自らによる全面公表だと思うのですが・・・。違いましたっけ?)首相の未払い発覚は、自らは強制前と学生期なので問題無いと言っていますが、父親が国会議員で自分も国会議員になることが規定事項だった。小泉氏が果たしてそれでよいのかと言う「つっこみ」は何処からも出ないのでしょうか?田中真紀子氏の娘よりも、余程国会議員になる確率は高かったと思うのですが。そこのところどうなんでしょう「週刊文春」さん?

今回の首相未払い発覚で、福田氏の計画は水泡に帰し(菅氏は道連れにはしたのですが)。本来、幕引きに終わらず、これから追求というところを、今回の「訪朝」のインパクトは再びかき消しかねません。一緒くたにして。もみ消してはいけません。小泉氏の責任問題はそれだけではありませんが。野党であるならば、最もアピールポイントが高い部分から攻めるべきです。

以下、私の考える小泉首相の責任問題
1、イラクへの自衛隊派遣
「特措法」の違憲性も判断しなくてはいけないのですが。そもそも、サマワが非戦闘地帯であるとの解釈が間違っていることが示されるだけで、既に自らが制定した「特措法」にすら違反しています。北海道・愛知で違憲訴訟も起きていますので、この訴訟が門前払いされなければその中で、より詳しく争われると思います。

2、公約違反を大したことでは無いと明言
もう、忘れ去られているのではないかという危惧がありますが・・・。これは、政治家として絶対にやってはいけないことです。それをやっていいのは、選挙の時に「前回の公約の達成は出来ませんでした。しかし、その代わりにこういう結果を達成しました。」ということぐらいです。その上で、再選されたならば仕方が無い。(ただし、これにしても議員としての責任を果たしたというだけで。首相としての責任を果たしたかには疑問が残りますが。)

3、イラク人質事件での対応
すぐさま「撤退しない」と断言したり。*1実質的に効果的な対応が出来なかったにもかかわらず。人質の自己責任論を声高に言い立て、人質になった3人に対しての非難を煽ったこと

等です。
ちょっと[出来事]に書いたように。疲れているので今日はこれまでに・・・。

*1:「テロリストに屈しない。」というのと具体的な手段を行使しないというのとは根本的に違いがあります。