はてな住所登録パブリックコメント

今回の住所登録の件に関して私の希望は「3」の「住所登録は行わない。」です。
はてなスタッフれいこんさんのダイアリー(http://d.hatena.ne.jp/reikon/20041115)において
「私たちの想定しなかった誤解がユーザーの皆さんの間で生まれ、私たちの望まない風評がはてな内に漂っていることも知っています。」という記述があります。
それは具体的にはhttp://d.hatena.ne.jp/kogarasumaru/20041115#p5や「一部で増資の際の条件として銀行なりVCなりから、個人情報の収集を求められたのでは?という説」(http://d.hatena.ne.jp/kogarasumaru/20041107#p1)のことではないかと思います。(これらはごく一部のものだと思いますし。そのほかにも色々な説が出ていることは知っていますが)
もしかしたら実際これらの問題は「誤解」や「風評」かもしれません。しかし「はてな」が集めようとしている個人情報には現実では金を出して買うだけの「価値」があるものであるということ。犯罪であると分かっていてまでそれを盗み出す人がいる「財産」であるということを分かっていただきたいのです。(とくに日記やキーワードリンク、アマゾンリンクのような情報は非常にレレヴァントに個人の嗜好を描き出し、通常の個人情報以上に企業にとって垂涎の的といえる情報です。)
しかも、「はてな」側も認めておられることですが、最初の「住所登録」を求めるメールやその説明、その登録システムは非常にひどかった。最初に私は「何を頓珍漢なことを「はてな」は言っているんだ?」と思いました。

権利侵害が行われている可能性がある場合には、基本的にまずプライベートモードや非公開にさせて頂きます。また、問題解決が見込めない場合にはIPアドレスの早期開示をおこなう、などです

複数の書き込み者の意見が同時に見えなくなるため、その書き込み者全員の意見を聞かなければならない「掲示板」などですら意見の分かれるところだと思いますが。「はてなダイアリー」のような場所においては上記引用部の「基本的にまずプライベートモードや非公開にさせて頂きます。」というような強制措置が「はてな」側の権力として、例え偽りの情報を現時点で登録しているユーザーに対しても振るうことができます。住所登録を徹底しても「はてな」側がこれと同じ対処を迅速に取れば「はてな」そのものが権利侵害の主体的作為があったとは認めづらいというのが一般的な判断といえると思います。(ここは専門家に論を任せますが)「2ch」においてはこういった「削除依頼」に直結したような状況下で対処せず放置したことで裁判沙汰になったいたと解釈しているのですが・・・。

ちなみに住所登録が求められた場合は私は間違いなく「はてなダイアリー」「はてなアンテナ」の使用を取りやめます。
以上