奈良女子殺害事件

マスコミはアメリカのミーガン法、イギリスのGPS導入・・・こういうシステムと比較するのは・・・。
これらのシステムが評価されているという主張をされている方は、データ導入でここ数年というスパンで述べられていますが・・・それはつまり「ブッシュ政権」下での政策と断言しているのと同じですから。性犯罪者のDNAデータベース化を行っていることに関しても、日本は遺留品に限っているから不十分だという主張をしている局があったように思います。これ当然ですから・・・容疑段階で提供を求められ提出したDNA情報を保存するのは明らかに情報提供者の意思に反した情報利用でしょう。

ネット上では某局の大谷昭宏氏(http://homepage2.nifty.com/otani-office/)の発言(ダイアリーキーワード内に説明有り)が話題になっていましたが・・・。あれは正直何の根拠もない大谷氏の妄想発言*1だと思うので、何で一枠使って放送したのかと疑問に思いますが。*2

ちょっと見直したのは「とくダネ!」。諸外国の被害者支援というのはそもそも、加害者支援から派生したものが多く同時にそれなくしては成り立たないということに触れていたことです。これは「自己責任論」の時と通じる問題であろうと思いますので、どうせフジ・サンケイグループらしい極端なまとめをするんだろうなと見ていたところで上記のようなバランスの取れた意外に良質なまとめだったのでびっくりしました。やはり、新聞とテレビの分離は進んでいるんですかね?
オタクの趣味の先鋭化と宗教迫害による信仰の先鋭化を同一化させるのは正しいかどうか分かりませんが。あまり特定の趣味を批判するのは・・・。
犯罪をそういった趣味を持った人が犯すのではなく、そういった趣味を持った人の中の犯罪を犯す人が犯罪を犯すのであって、それはまたそういった趣味を持たない人の中でも同じことだと思います。

*1:氏が実は心理学や精神分析の大家であるというなら謝り、即座に撤回します。

*2:まとめサイト(http://www.geocities.jp/houdou_higai/)があったのですが・・・。抗議の論点はちょっと違うかなあと思わないでもないですが、大谷氏のジャーナリストとしてのいい加減さは良く分かるかも。