小倉弁護士のホームページに思う(1)(これにあうカテゴリがない・・・)

小倉秀夫の「IT法のTop Front」
 が、まあ色々話題になっていたのですが。私は結構良く見ていたところだったんですが。荒れてしまって以来、正直あまり見に行っていませんでした。
 大体、法律問題に絶対はないですし。現行の法であれば、条文解釈・判例解釈・制定意図解釈などが、少なくとも論議の場での問題であると考えます。また、これから制定されそうな方であれば効果・意図・その問題を巡った論議になるでしょう。ですので、そこでは絶対的な決定者*1は存在せず、法曹関係者間でも意見が分かれる問題も非常に多いといえます。
 そして、上記ホームページではそういった法に対する、ある一弁護士の見解を見る場であると同時に、小倉氏がかなりコメントを寄せていたことから、そのやり取りから問題点が、私の中で、段々と明らかになってくるという点も多かったように思います。

 しかし、発端はある意味、小倉氏が「盛大に釣った」とはいえ小倉氏による命名では「コメントスクラム」、流入者にとっては「炎上」という事態に陥り、正直読むのが苦痛だなと思い、少し読むのを止めていました。(コメント欄の方に意義を見出していたものとしては、コメント数300以上などというコメント欄は読める量を超えています。)
 まだ、今も残っている所謂「粘着」な方々もいるようですが。応じている、小倉氏もある意味、すごいといえばすごいし。悪いといえば悪いのではないかと、思ったりもしますが。

 正直な話、この動きは2chの拡大というイメージがあるのですが、正直なところその辺を分析できる能力もスキルもないので。そのうち、北田暁大氏辺りがやるのではないかと期待はしています。2chに詳しければ、何かいえるのですが、あそこは、どこからか飛ばされない限り行かない場所になってしまいました。

 とりあえず議論を吹っかけている方たちは「慇懃無礼」という言葉を知っているんですかね?小倉氏のは「慇懃無礼」ではなく、そのまま態度(発言)出ていますので、この言葉はあたらないんでしょうが。というか小倉氏の文から読み取れるのは、あきれとか、相手をしてられないという類の態度だと思いますが・・・。彼らのは、もしわざとでないのであれば「無意識」の「慇懃無礼」という珍しいタイプ*2なのかもしれません。

 言葉の問題に関して言えば「コメントスクラム」が妥当か妥当でないかは正直、よく分からない状況です。「炎上」もどうかと思わなくはないのです、なぜなら、あれは昔の掲示板で言う「荒れ」た状態と何も変わらないと思うからで。しかし、それを使うと、流入者達が「荒らし」認定を受けてしまうのと同義だから使わないのでしょうか?
 うける方からすれば、例え書き込んでいる人に「グループ」性や「横のつながり」がなかったとしても、いや逆にないからこそ「スクラム*3を組んで襲ってくるように見えるよなあとは思います。
 なぜならば、「グループ」や「横のつながり」を認識したならば、そこでは多数者対自分ではなく、あるグループという「個」対自分と認識できるので。
 これはあくまで私が、もし同じような状況におかれた場合ですが。でも、例えば同じ文面の抗議文がそんなのは読まずに捨てるでしょうから一般化できなくもないのでしょうか。ですので、私はテンプレート抗議文には基本的に反対です。「票数数えて選挙する訳でもあるまいに、意味がないんじゃ。」と思ってしまいます。ただ、時々「賛成」や「励まし」のメールや手紙、ファックスが多かったということで支持されているなどと判断しているのには、どうかとも思わなくはないですが。*4そういう意味では、近年のテレゴング(メールなども)みたいなものは意味がなくなってきているのかなと思ったりもします。

*1:ジャッジドレッドみたいなやつ

*2:こうなるともっと相応しい言葉があるのかもしれませんが。

*3:ここではラグビーなどの意味で

*4:また逆も然り「反対」「非難」で「不支持」というやつ