ゾーニング

私はゾーニング自体は賛成派なのですが。
ゾーニング、フィルタリングは、情報の創発性を奪う - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記/はてダ版
2005-03-09 - 小烏丸の日記のエントリ内で紹介した、アミタイ・エツィオーニの意見は簡単に言うとゾーニングだと思うのです。(表現の自由を「法的」に損なわないための苦渋の選択かもしれませんが。)
ゾーニングの名の下に消される言説が生じてしまう事も、かなりの現実でしょう。

追記
アミタイ・エツィオーニ(アミタイ・エチオーニ)の本が出ました。
ネクスト 善き社会への道http://www.rup.reitaku.jp/mokuroku/shoseki_93.htm
 時事的な内容の部分が、前々回の大統領選(ブッシュVSゴア)の際のものになっているので少々時間的なずれを感じます。しかし、アメリカにおけるコミュニタリアニズム(日本では「共同体主義」と訳される)の第一人者の一人が、当時候補者としてのブッシュをどう評価していたかということが良く分かり、その評価と現実のその後のズレは非常に大きな示唆を与えてくれると思います。

 個別の政策の論議に関しては、現在日本においても問われうると思う大きなトピックに関して扱われているので時間的な問題を感じません。本書のメインはどちらかと言うと、この個別の政策についてコミュニタリアンとしての立場を明らかにすると言うものなので、時間的なずれが内容を落としていると言う事はないと思います。