今更だが…ライブドアパブリックジャーナル

パブリックジャーナル宣言パブリック・ジャーナリスト宣言 - ライブドアニュースを読んで…。
 山脇直司氏の「公共哲学と何か」の強い影響を受けているイメージを感じました。これを何故今更気づいたかというと、「世界」の2005年4月号149ページ掲載の団藤保晴氏(団藤保晴の「インターネットで読み解く!」)の「ネット言論はいま」のなかでブログから生まれるジャーナリズムは : ブログ時評という、ご自分で書かれた記事を引きつつライブドアパブリックジャーナルへの苦言を呈されています。
 私自身も堀江氏自身のマスコミ論に対する疑念(2005-02-19 - 小烏丸の日記)は非常に大きなものがあるのですが、堀江氏のマスコミへの見解とライブドアの会社としての見解とが一致している必要もないのでそこに関しては良い方向に解釈する事もできます。結論としては2005-02-20 - 小烏丸の日記でのものと大きく変わるものではないのですが…。小田光康氏の意気は軒昂ようですので、それが資本の論理*1に飲み込まれる事なく、ジャンジャンのような成功例に追随、乗り越えることが出来ればという思いに代わりは無いのですが…。

追記
・「雲の上のコスモポリタン」という表現は、「現実感のない夢想主義者は」という表現に見えて仕方がないのですが…。そうするとネガティブイメージをもった言葉として捉えられがちだと思うのですが。
・「公共民(パブリック)」という表記がなされていますが、パブリック=publicそのものは、「公共の, 公衆の, 公の; 公務の; 公衆用の, 公立の, 公開の; 公然の; 知れ渡った」*2という形容詞のはずなので。「民」の要素を出すのであれば、その後になんらかの要素を付け加える必要があるように思われます。

*1:ここでは悪い意味での

*2:手近にあったgoo辞書より