確かになんじゃこりゃという意見もありましたが…

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050723k0000e040076000c.html
松沢成文氏にも十分以上の落ち度があるでしょう。
 ゲームをどう評価するかという問題もありますが、一般的な意味では出版物に類するものに見做せるでしょう。しかもGTA*1は明らかにフィクション性が高い作品です。アメリカで「ポスタル」*2がそれに近い処分を受けたような記憶がありますが、明らかにそれとはレベルの違う問題です。後者の例であれば、実際に被害に会われた方や、その家族の方々に対する配慮が必要になることは認められうるでしょう。
 それに対して、松沢氏がゲーム規制を行おうとした理由が「ゲーム脳」レベル*3というか、非常に感情的で幼稚な意見かつ論理構成でしかないことは松沢氏のblog(http://matsuzawa.cocolog-nifty.com/blog/)を見ていただければ分かると思います。
 ちなみに、松沢氏のblogに書いておられる方の一部に明らかに図に乗って暴走している方々もいるのですが、それは逆効果どころか、松沢氏よりも罪が重くなる可能性がある。即刻頭を冷やして、書き直すべきであろう…。(ゲームも規制するならば、スポーツも規制しろなどという意見が何らかの効果があると思っているのならば、その方は馬鹿の次元すら通り越していると思う。)

追記:

次に、このブログで大いに議論になっている「青少年保護育成条例に基づくゲームソフトの有害指定」の問題です。私は、この知事会議の場で、全国の知事に向けて問題提起をしてきました。残虐的、暴力的なゲームソフトの青少年に及ぼす影響の大きさに鑑みて、2つの提案をしました。
①各都道府県において、当県が指定したゲームソフトを含め、残虐的・暴力的なゲームソフトの有害図書類の指定に向けた検討をしていただくこと。
全国知事会として、ゲームソフト関係業界に向けて、より一層実効性のある自主規制の取組みについて要望を行うこと。
この二点を提起し、要請しました。

議論になっていないじゃないか…反対論しかない訳だから…。松沢氏が答えれば、あるいは答えられれば議論になるかもしれないですが。「青少年に及ぼす影響の大きさに鑑みて」こういう言葉を軽々しく使って、物事を法で規制しよう、規制すればよいという短絡的思考は最近流行りなのでしょうか?

*1:そういえばGTA最新作か何かは、性行為描写がディスクに残っていたとかでアメリカでも問題になったようですね。

*2:実際にあった事件を元ネタにした、残虐系ゲーム

*3:こんなもの信じている奴がまだいるのか…。テレビで報道しまくっているマスコミは何らかのけじめをつけて欲しい。