農業

農業における新自由主義経済侵食の様子を、北関東にて農業を営む先輩に説明を受ける。農業協同組合の問題点とその変わらぬ必要性についても。
要点
・農協内の格差(大規模農家の圧倒的有利(法人化・補助金の交付など含め))→二極化
・農協間の格差(首都圏(大都市圏)農協の生産・流通部門からの後退→利益の大きな金融部門への特化。あるいは高収益品を扱う地域やブランドのある地域・・・中には海外に農地を持ち一年中生産を続けるような農協も)
・非生産者(準組合員)の増加(棄農者を含み)→農業(生産者補助)サービス事業の赤字に対してネガティブ
・農協経営の問題‐本質的な業務である、流通・品質改良などでの収益を上げることの難しさ(基本的に赤字)と利益の上がる金融サービス←これに対する新自由主義者からの解体論
・流通における大規模小売りの圧倒的な力(特に関東圏)→価格決定権と組合流通の掘り崩し(農家との直接契約)=農家からの買い上げ価格の(長期的な視点での)低下(関西圏においては仲買市場や中小の小売りが未だある程度の力を持っているようだとのこと)
・土地意識と後継者(新規就農希望者)と賃貸・売買
・農業教育の問題点(農業高校などの一般的な学校教育内における序列と学生の意識。あるいは農業という職業に対する意識。新規就農者には高学歴者も多い。)
・全般的な保守性と人的関係と(旧)革新勢力に対する不信感(根拠がない場合も多いとのこと)
このままでは日本で生産される産品が日本で食べることが出来なくなる可能性があるかもしれないとのこと。(高級品(高くて生産量の少ない品)は日本での流通可能性があるが、日本内で安くてそれなりの商品というものすら生産できなくなるかもしれないとのこと)乱雑になりましたが・・・。
そういえば、農業は非常に重要なイシューだと思いますけど、うちのゼミで扱う人がいませんよね・・・

あと、その後、未来の話とかを・・・