にかこつけて

id:antonian様にご快復祝いのトラックバックを送ります。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/02/23/02.html
黒川紀章氏立候補とのことですが・・・良く意図が見えません。
経過に関しての詳細は2007-02-22 - あんとに庵◆備忘録にantonian様が書いておられますが。記事他にもあるように基本的には親石原の方であることは間違いなく、公約の(9)〜(13)のまちづくりや都政運営に関する公約には非常に共感できる所も多いのですが。
そもそも黒川氏に勝とうという意図は内容に思いますが。選挙区分析からいうと、本来主張が近い層が出ると票が割れるというのが常であり、石原票が減るという見方も出来るのでしょうが・・・。はっきりいって、世間に黒川氏が石原現都知事と距離がないという見方が共有されているかというと正直な所微妙・・・。しかも公約の中で、実際問題として政策課題の目玉になりそうな「オリンピック誘致反対」が、誰が出てくるにせよ対立候補も唱える可能性は大な訳で*1、そうなると石原現都知事批判票を割る方の可能性が高いのではないかという気もします。
対立候補によっぽどリベラルな有名人が立てば、黒川氏と被ることが少なく、票を割られる心配をそもそもしなくてよいのかもしれませんが。

あと、都市計画の教授の話なのですが、「ヨーロッパでは建築家は基本的に政治家である」とのことでした。また、建築コンペなどに政治家が口を挟みたがるのもヨーロッパ*2の特徴だとも仰ってましたが・・・。

そういえば・・・黒川紀章氏、ジェーン・ジェイコブズ著の「アメリカ大都市の死と生」一部訳だけで出されていて、未だ翻訳権お持ちとのこと・・・。全訳出してください・・・。英語で読むのは正直骨が折れるので・・・。

*1:民主党は、福岡市長選での勝利はオリンピック問題が大きかったとみなしている向きがあるので・・・。

*2:ヨーロッパといっても多様でしょうけれども、その先生の話の対象はスペインではとのことでした。