総理退陣

バイト終了後、うつらうつらしながら自宅で横になってテレビを見ていると。安倍晋三氏による退陣の記者会見が開かれ始めた…。
退陣?
何で今頃?
つい先日、所信表明演説しなかったけ?
で、記者会見を見ての感想…
まず第一に細川護熙氏の退陣時を思い出す。
でも、記者会見をよく見ての感想は…細川政権時よりひどいのではないかということ。まず何よりも、記者会見で話した内容がひどい。いくつか論点はあるだろうが、小沢一郎氏に会見を呼びかけたが応じてくれなかったのでなんて子供の駄々っ子かと。参院選の責任を取るのならば、内閣改造の前に行っておくべきであったし、議会混乱の責任を取るのであれば「テロ特措法」の問題を民主党の責に帰してというのが可能性としてはあったはず。しかし、今回の退陣はどう見ても思いつき…自民党は騒然、野党は呆然。
ある意味本当のサプライズをして見せるという…。
今回の安倍内閣も選挙管理内閣の要素が強かったはずですが、次の内閣はそれ以上に選挙管理内閣の要素が強くなるのではないでしょうか。世情で言われているように、候補は麻生、谷垣、福田ということなのでしょうが…もしかしたら貧乏クジかも。
それにしても、先日の所信表明演説で「職を賭して」といっていたのが、早々に職責を放棄。一国の首相の言がこんなに軽くてよいのでしょうか?解散権は伝家の宝刀といわれていると思いますが、辞任は明らかに逃亡。
自民党総裁選、首相指名、その後に新首相による所信表明演説からやり直し。こういうのこそ議会の混乱を招いたと言うんですけどね。
「職責にしがみつかない」という語が少しおかしいと思っていたら案の定…。職責はしがみついても果たせ、ポストにはしがみつくなということですな。