シェフの味、生徒「もの足りない」 英で給食離れ

http://www.asahi.com/international/update/1016/TKY200710160424.html

2007年10月16日23時21分
 英国で政府が給食の質の向上に乗り出したが、かえって給食離れに拍車をかける結果になっている。有名シェフの呼びかけに応えて新基準をつくり、1年前から献立の充実に力を注いだ。健康的でおいしくなったはずだが、「なじめない味」と敬遠されたらしい。
 有名な若手シェフ、ジェイミー・オリバー氏が一昨年、テレビ番組などで給食の質の低さを批判し、子どもの健康や味覚教育のために改善をと呼びかけたのが新基準づくりのきっかけだった。
 それまでは、ポテトフライやフライドチキンなど脂っぽいものやチョコバーなど甘いものが多かった。新基準はそんなジャンクフードを一掃、カロリーにも栄養価にも気を配って加工品より生鮮食料品を使うよう指示。予算も大幅に増やした。
 その結果、「野菜の地中海風グリル」や「サヤエンドウのリゾット」といった献立が並んだ。ところが各地からの報道によると、脂っこくて甘ったるいものに慣れた生徒たちは「もの足りない」「チーズ臭い」などと敬遠。学校を抜け出してチョコバーなどを買い込んでくる生徒も出る始末。
 教育水準局の報告によると、調査した小中学校27校のうち19校で新基準導入後に給食離れが進んだ。別の機関の調査も、各地の中学校で9〜25%の生徒が給食の代わりに弁当を持ち込んだり、校外に食べに出たりするようになった。野党議員から「給食は崩壊状態」との批判まで飛び出した。

これは失敗したわけでも、やっていることが悪いわけでもないだろうに…。
ジェイミーが問題点として指摘していたジャンクフードの悪さ(中毒性・濃い味)という点が、非ジャンクフードを食べる状況に至ったときそのギャップゆえに表出したということなら、長期的観点でいまの路線を続けていくべきということになるはずではあるまいか。「失敗」ではなく、風邪が治る際に起こる発熱のようなものではないだろうか。なじめない味なのは当然じゃないか…。それをなじませていくのがこの試みの重要な点でないのか…。
明らかに、訳しただけの記事というのは問題があるのではないか?元ソースが気になるが。
…書いといてなんだが、一文が長い冗長な文章だな。至急、要修正ですな。