サミット前哨戦

サミットで長期目標合意を 千葉で「環境G20」開幕2008年3月15日 14時19分

日本提案の「セクター別」が焦点に G20協議
2008年03月16日08時29分
 千葉市での「気候変動・クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する閣僚級対話」(G20)は協議初日の15日、日本が提案した「セクター別アプローチ」が焦点となった。産業別に温室効果ガス削減の技術協力を進める手法で、先進国では有用性に理解を示す意見が大勢を占めた。だが、いまの京都議定書で削減義務がない途上国はこの手法を警戒し、慎重論を唱えた。
 対話は非公開。日本政府関係者によると、午前の協議で甘利経済産業相が「セクター別アプローチ」の推進を提唱。甘利氏は協議後の記者会見で「有効性について相当数の支持が得られた」と自信をみせた。
 ただ、途上国が異論を唱えた。関係者によると、ある閣僚が「先進国と同じ取り組みを途上国に課すことになる」と批判した。甘利氏は協議後、途上国のリーダー的存在である南アフリカのファンスカルクビック環境・観光相と会談し、「少し誤解があったが会談で解けた」と語った。

セクター別アプローチがどう途上国にマイナスなのかよく分からないので、なんとも言えない…。