チベット関連

ただ、明らかに中国の対応は下策。ここまで、あからさまに強硬策に出た場合、国際社会は見過ごせなくなる。(ロシアが同じようなことをしているときにはスルーしていますが。)
私の意見としては、コソヴォと同じで、短期的に「民族自決権」概念を利用した形での独立には賛成できない。中長期的には、地域連合*1のような枠組みをつくり緩衝材をおいた上での結果的な独立は十分可能であったように思う。
ただ、ヨーロッパの独立問題と大きく違うところは、人口構成の問題と各種資源の問題…。
台湾総統選にどの程度影響を及ぼすかも気になるところ…ただ、馬英九氏の圧倒的優位が覆るとは考えにくい。民進党の経済的な失策*2が一番の判断基準になっていると思います。

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チベット虐殺に対して中国政府を糾弾する - シートン俗物記

連中が主導するならもっと後、6、7月ぐらいを狙うだろうよ。中国はオリンピック目前、チベットにも観光客が多く入る時期の方が効果的だ。こんな成算の無い時期に陰謀を企てるヤツはいない。

 昨日の私のエントリーでも書きましたが、明らかに運動側も下策…。
 あと「人民戦争」というターミングは、アメリカの「対テロ戦争」と同じフレームワークではないかと思います。ロイターの情報も新華社経由…誰か信頼のおけるジャーナリストが現地に入ることを期待しているのですが…。
 加えて、http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080317-OYT1T00487.htm左ような記事もありますが、否が応にも人を入れざるを得なくなるという点でオリンピック開催には意味があるとは思います。「ちゃんとしないと参加しないぞ」という脅しには意味はありますが、本当に参加しなかったときの中国のチベットに対しての意趣返しはどのようなものになるか…。中国という国の主導部はもう少しクールだと思っていたのですが。

*1:ヨーロッパにおけるEU

*2:景気の波の不運もあったとは思うけれども