トルコ

AKP党首のエルドアン首相は「この判決でトルコは大きな不公正から救われた」と提訴した検察当局を批判した。

28日に始まった最終審理では、憲法裁の裁判官11人のうち10人が「AKPは反政教分離活動の中心だ」と判断した。しかし解党命令を出すことに賛成したのは裁判官6人で、規定に1人だけ足りなかった。併せて提訴されていたAKP幹部ら71人の5年間の政党活動禁止は、審理されずに退けられた。

憲法裁のクルチュ長官は判決後、「これは党(AKP)への真剣な警告だ」と強調。最大野党、共和人民党(CHP)のバイカル党首も「AKPは自己批判をすべきだ」と述べた。

報道を見る限りかなりぎりぎりの決着であることが分かる。
NHKによる沸騰都市イスタンブールが取り上げられていたが、EU加盟と国内におけるイスラームの影響増大に今後どう対処していくのか?
イスタンブールという都市に関して言えば、アンカラとの関係も気になる。
対外問題という点では、クルド人問題と歴史的に仲のよくないギリシャとの関係も…。

追加

AKP党首のエルドアン首相は判決後、記者団に対して「AKPは共和国の基本原理を引き続き擁護していく」と強調、世俗主義を順守する姿勢を示した。ただ、「AKPはひそかに国家のイスラム化を目指している」とする世俗派の疑念を解くのは容易ではない。
 トルコ政局の当面の焦点は内閣改造だ。トルコ国内では、チェリキ国家教育相ら一部閣僚について「過度にイスラム主義に傾倒している」との批判があり、同首相が改造を通じて世俗派の懸念を払しょくできるかが融和への試金石となる。

時事は消すのが早いのが…