民主主義の価値

選挙=政局、経済対策=政策
というのは大いに問題がある発言のような気がする。

そもそも、政局<政策という位置づけや、政局を批判するような見方自体に問題があるというのが自分の捉え方であるが。

ここは発話者の意図をそのまま残す


大々的な経済対策が必要というのならば、それを選挙におけるテーマにするというのは充分ありうる話である。いや、むしろなぜそれが選挙争点になったのか皆目検討がつかない「郵政民営化」などよりもよほど選挙争点に向いているといえよう。


ワンイシュー選挙には個人的には反対であるが、経済面での政策対立であれば、パッケージ要素も強く、単純なワンイシューに比すれば大分ましである。小泉選挙を持ち上げて、その後反省していない人たち*1はなんで今回、それをテーマに選挙を行うべきと言わないんでしょう?


政局という言葉に対するネガティブイメージは、それこそ選挙なきところでの政治変動の繰り返しにあったのではないだろうか。それがいつの間にか選挙=(ネガティブな意味での)政局とされている…。つまり、自民党の本音は選挙なんて政策と全く関係ないということですね。選挙否定なんて、民主主義の価値を貶める最大の行為だと思うのだが…。

*1:「勢いに流された反省してます」という人たちが結構な数いたという事がもう頭の痛いことだが。