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早速のコメントありがとうございます。
id:monadesさんの言われる、「ローティ的なプラグマティズム」にある、「文化左翼カルチュラル・スタディーズとか)の無責任さ」と比較しての可能性の指摘は非常に明快な論だと思います。それがある面でのローティのアメリカ国内での立ち位置の不安定さにつながっているのではないだろうかとも思いますが・・・。*1

アメリカの現状肯定に帰してしまうのではないかという批判と、ローティ自身の意図する部分の汲み取り方の配分の違いが、北田暁大氏と野家氏の違いではないかというようにid:monadesさんの意見を読んで思いました。(私は北田暁大氏のように「真」*2アメリカ批判である必要はない、というスタンスであるための、ローティ擁護?*3なのかもしれません。)

*1:ネガティブなイメージでこの不安定さを捉えるか、トランスな位置にあることをポジティブに捉えるかが難しい問題ですが。

*2:アメリカのポストモダン知識人としてのアメリカ批判としては、非常にある面で的を得ているので、その部分を大きく評価しているので。

*3:それでも現実的な解決不提示というのは大きな問題であり、責められるべきではないかとも思う面もありますが。