カテゴリー名を忘れた…

本日21時から「ボーリング・フォー・コロンバイン」
で、後ついでに最近のアメリカ音楽の情報を見ていて思ったこと。昔は黒人のヒップホップ文化なんかは反体制の香りがしていたような気がしたのだが。最近はそうでもないのかなとGreen Day(http://www.greenday.com/)の新曲「American Idiot」のPVを見ていて思う。反体制ミュージックとしてはロックのほうが息が長いんだなあと…。
私は別に詳しいわけではないんで一面的なだけかもしれないが。マイケル・ムーアにせよ誰にせよ、もしかしたら白人の方が今回の戦争を初め批判に回っているように感じるのは。やはり戦争への賛否は横に置いたときにアメリカにおける軍隊の中における黒人層の割合なんかも黒人が戦争に反対しにくい状況を作っているんではないかとも考えさせられる。
たとえばパウエル国務長官などもどんなに優秀な人であっても元軍人という肩書きがなければアメリカ社会の政治世界の中で日の目を見ることがなかったのではないかと思われる。そう考えると、普段「民主党」支持者が多いといわれる黒人層を「戦争」や「軍隊」という非常に大きな枠の中で切り崩す今回の「共和党」ひいては「ブッシュ政権」の選挙戦略は巧妙でかつ狡猾で、残酷なものだ。
民主党のケリーも戦争の英雄であることを謳わなければ民主党の党代表になることはできなかったであろうことを考えると。いくらケリーが戦後、ベトナム反戦運動に加わっていたという事実があってもアメリカにおける反戦の難しさを感じる。