ハミッド・ダバシ『イラン、背反する民の歴史』

大変面白い
イランの歴史を追っていく(年表を掲載してくれればより理解が容易になったかも)
特に文学の歴史から
アザール・ナフィーシーの『テヘランでロリータを読む』に対して激烈な批判。文学とは何かについて、ナフィーシーよりも私はダバシの方に強い共感を抱く。
エドワード・サイードフランツ・ファノンなどに非常に高い評価がおかれる。
フランシス・フクヤマやサミュエル・ハンチントンに対しても非常に厳しい批判。