千葉市長選について色々聞いたり考えたり(1)
現市長、鶴岡啓一氏が逮捕された千葉市
もともと、今期限りでの引退を表明していたことから、次の市長の座を巡っては微妙な駆け引きが以前から行われていました。
当初、本命視されていたのは副市長の林孝ニ郎氏
http://hayashikojiro.net/
現在の「連合千葉」トップ(会長)が市職出身の黒川悟氏であることもあり、連合の推薦もとりつけた。
連合千葉
また前市長の後継という立場から、市議会与党の自民党や公明党からも支持を取り付けています。
連合が、現市長の後継を押してしまうと難しいのが民主党。
小沢氏が党首時に、地方選挙といえども県知事や政令指定都市首長選については原則として対抗馬を立てるという方針を取っていましたから後継を探さざるをえません。しかし、連合ラインがなしとなると…。
一方、その他の政党もそれぞれ市長選を巡っての対応を迫られます。
私が修士論文の対象にした千葉市は、実質的に活動する政党組織は上記以外に、市民ネット、共産党、社民党、新社会党が存在します。(支部としては国民新党の支部も千葉市内に存在しますが、実質的な活動という観点では多少疑問符が…)
通常、こうした状況下では共産党が早々に独自候補者をたて、他党は民主党候補者と共産党候補者を天秤にかける(場合によっては自民党候補者がこの選択肢に入ってくる場合もあり)ということが行われます。基本的に、上記その他の政党は民主よりは左あるいはリベラルな政策を市議会において掲げているからです。
今回はただ少し状況が違いました。
非常に早い段階で、市民ネット・共産・社民・新社会が統一候補についての合意を部分的かもしれませんが行ったのです。
(以下、(2)に続く)
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