三鷹に雨が降る

三鷹に引っ越してきてはや4ヶ月
我が家の近くの三鷹市の施設で、慰安婦問題の展示があるというので
雨の中、自転車をこいで見に行ってみた


事前情報で、在特会(在日特権を許さない市民の会)とやらが「抗議」活動を繰り広げている所為で一般の見学者は入れない状況に陥っているらしいということは知っていた。
在特会が大挙して「慰安婦展」を妨害 三鷹へ駆けつけてください!/CML から - 薔薇、または陽だまりの猫


周辺は、法専寺を少し南に下った辺りから、警察官が数多く見られる物々しい状況
会場となっている三鷹市民協同センター近くの斎場の駐車場には、警察車両が大量に停車していた。


会場近くの私もよく買い物をするcoopに駐輪し、傘を一本買い
市民協同センターの近くに


近くの交差点に街宣右翼の車両が近づいてくる
車両から降りてきて、準備中の警察官の一隊が小走りに配置についていく


街宣車は、主に若者2人が交代に「主催者や三鷹市役所職員は腹を切れ」などと奇声気味に高音を発しながら路上に停車(会場前の細い路地に入ろうとしたところを警察に囲まれて)。そこで上記のような発言を、相変わらず怪奇気味な音調で繰り返す。


その横を、通り抜けて会場となっている三鷹市民協同センターの前に行くと、入り口(敷地内)には多分、三鷹市が準備した警備員が並び、その前の路上と、会場前のスペースに在特会の面々が立ち並ぶという状況になっていた。
http://www.zaitokukai.com/modules/news/article.php?storyid=250


多く見積もっても30人程度であろうか…
ただし、私のように今回の展示の意図に賛同して見に来たけれども入れないという人もいたかもしれないので、総勢の人数は微妙なところ。
彼らは今回の展示の意図がいまいち分かっていないのか、あるいは組織名としている「在日特権を許さない市民の会」に忠実なのか、朝鮮からの訪日事例を取り上げて今回の展示の批判をしている。


ピナット:慰安婦支援
主催者の片方が「フィリピン元「慰安婦」支援&交流について」と掲げている点についてどのように考えているのか聞いてみたい気もしたが、彼らのニヤニヤ笑いを目の当たりにしてそんな気もうせた。


会場から出てきた子供連れの家族に対して「恥を知れ」といったような暴言を浴びせかけ、その家族に絡もうとしたところを警察と警備員に阻まれていた。


10メートルも距離のないところでは、街宣右翼が警察に囲まれ、在特会が叫ぶ内容を感情的に翻訳したようなせりふをがなっている。会場前で桜井誠氏と思われる小太りの男性が拡声器を使って叫ぶ、ミソジニーに満ちた言辞に拍手と喝采と笑い声(人数が人数だけに微妙な感じだが)を送る人々がいる。


雨がひどくなり、会場にはどうしても入れそうにないので、差別主義者達の姿を目に焼き付けて岐路に着いた。


(写真を何枚か撮ったが、顔を処理するのも面倒くさいので掲載しない)